ポルトガル代表DFジョアン・カンセロのバルセロナ残留に、新たな壁が立ちはだかっている。イギリスメディア『Sport Witness』が報じている。
これまでカンセロは、「小さい頃から憧れてきたバルセロナに残りたい。僕にとってバルサのユニフォームを着てプレーするのは誇りだ」と、来シーズン以降もバルセロナでプレーしたいという希望を口にしてきた。
だが、同選手は保有元クラブであるマンチェスター・シティからバルセロナへレンタルで移籍している。同選手が来シーズン以降もバルセロナでプレーできるかはマンチェスター・シティの決断次第となる。
バルセロナはカンセロを引き留めようとしているが、同選手を買い取る財政的な余裕はない。そのため、バルセロナは買い取りオプション付きのレンタルで同選手を残留させるしかないのが現状だ。
そして、マンチェスター・シティにとって魅力的なオファーを送ってきたのが、サウジアラビアのアル・ヒラルだという。スペインメディア『Sport』によると、アル・ヒラルはバルセロナにとって実現不可能なオファーを出す可能性があるという。
また、同メディア『Sport』によるとカンセロの市場価値は約5000万ユーロ(約82億円)とされており、マンチェスター・シティ側もカンセロの売却を“絶対的に”優先する方向で考えているという。バルセロナはマンチェスター・シティとの難しい交渉に臨むことになりそうだ。