【桜花賞】単勝1倍台の1人気でも“わずか2勝”で3連単「23万馬券」など 堅め決着も逆転あり「高配当メソッド」

[過去10年]桜花賞2024の人気傾向

4月7日に阪神競馬場で第84回桜花賞(GI、芝1600m)が行われる。

今年は、阪神JF覇者のアスコリピチェーノ、同レース2着馬のステレンボッシュ、クイーンCを制したクイーンズウォーク、アルテミスS勝ちのチェルヴィニアらが、桜の女王の座をかけてエントリー。

ここでは過去10年のデータから「配当傾向」を分析して、レース傾向および“儲かる買い方”をジャッジする。

◆【桜花賞2024予想/特集】出走予定・枠順、予想オッズetc.「本賞金1000万円が出走ボーダーライン」 お役立ち馬券攻略ガイド

■堅め決着も1人気が不振

過去10年において、1番人気が【2.3.1.4】で昨年9年ぶりに1番人気のリバティアイランドが勝利しているように、1番人気馬を素直に信頼しづらい傾向。単勝1.9倍以下でも【2.1.1.2】勝率33.3%で馬券外が2頭もいることを鑑みると、ハイリスク・ローリターンと言っていい。一方、2番人気は【4.2.0.4】で単勝オッズ3.0~4.9倍なら【4.1.0.0】とパーフェクト。混戦模様の今年の桜花賞、上位勢ではアスコリピチェーノ、クイーンズウォーク、ステレンボッシュでオッズを分け合いそうで、3.0~4.9倍の2番人気の出現に期待できそうだ。

伏兵は単勝オッズ10.0~49.9倍の4~9番人気の馬で、その成績は【3.3.7.38】複勝率25.5%。さらに前走が重賞で負けていた馬に限れば【3.3.6.22】複勝率35.3%、回収値167までアップする。コラソンビートセシリエプラージュ、抽選突破ならボンドガールあたりが伏兵に留まるようであればおもしろい。

過去10年のうち、1~3番人気が揃って馬圏外に沈んだのは1回のみ。7回は複数好走しており、このうちワンツー決着が5回ある。4番人気以下でも好走は9番人気までで、3連複の平均配当は8502円、馬連が3788円、馬単が8577円と、どちらかと言うと堅め決着になりやすい。

馬連は3桁配当が4回、13倍以下が2回とシビアなので、ある程度絞り込みが必要となってくる。人気サイドの複数好走が多い点を考慮すれば、万馬券3回、50倍台前後が4回発生している3連複の方に妙味がある。また3連単は2015年に23万3390円の払い戻し、他は1万~9万馬券までまばらに発生しており、平均配当が5万3082円。3連単で配当の上積みを図るのも手。

【桜花賞2024予想/血統予想】「馬券内率71%」で女王戴冠へ “阪神JF未出走”組に馬券軸推奨の特注データ

【桜花賞2024予想/危険な人気馬】前走重賞ウイナーを“消し” 馬券内率4.7%の不安材料に加えて「血の克服も命題」

◆著者プロフィール

シャト美(しゃとみ)
馬とお酒をこよなく愛する競馬女子。シャト美の由来は、強さと美しさを兼ね備えた名馬タイキシャトルより。馬券は無駄な買い目を削ぎ落とし、少点数の馬連、馬単、ワイドがメイン。現在はUMAJIN内『競馬サロン』にて予想コラム、『SPREAD』では、シビアに馬券と向き合う「高配当メソッド」を執筆中。

© 株式会社Neo Sports