大谷翔平 3打数無安打で開幕からのノーアーチは自己ワースト更新の37打席 チームは辛勝

またもホームランが出なかった大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【ロサンゼルス2日(日本時間3日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)は本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数無安打、1四球。開幕から37打席ノーアーチと自己ワーストを更新した。チームは5―4で勝った。

待望の一発はまたもお預けだった。相手先発は2021年から3年連続で2桁勝利をマークしているエース右腕のウェブ。昨年8月7日に対戦し、3打数2安打だった。

初回無死一塁は3ボールからシンカーを外角低め、内角高めと内外、高低を投げ分けられてフルカウントとなった。そして6球目、外角低めのボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるバックドアの84・1マイル(約135・3キロ)のスライダーに手が出ず見逃し三振に倒れた。

2打席目はベッツの5号ソロで同点に追いついた直後の3回無死無走者で回ってきた。1ストライクからの2球目、ほぼ真ん中の91・3マイル(約146・9キロ)のシンカーにバットを振り抜いた。高々と中堅上空へ打球が上がると大歓声。しかし、失速して中飛だった。5―2の4回二死一塁はストレートの四球。勝負を避けられた格好だ。

5―4と追い上げられた6回二死一、二塁は3番手の左腕Ta・ロジャーズと対戦。初球、外角高めの92・7マイル(約149・2キロ)のシンカーを引っ掛けて二ゴロ。観客席からタメ息がもれた。

兆しが見えない大谷。チームが白星を重ねていることが救いではあるが、一打席でも早く打破したい。本拠地開幕7連戦は3日(同4日)が最終日。その後、1週間の遠征に出る。地元ファンに移籍初アーチを披露できるか。

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