「一人ひとりに寄り添い合える」医療従事者目指す 千葉県立保健医療大学で入学式

「一人ひとりに寄り添い合える」医療従事者目指す 千葉県立保健医療大学で入学式

 千葉市美浜区にある県立保健医療大学で4月3日、入学式が行われ、未来の地域医療を担う若者たちが、希望を胸に新たな学び舎に集いました。

 入学式には、看護学科や栄養学科など4学科の入学生合わせて176人が参加しました。

 龍野一郎学長が見守るなか、一人ひとりの名前が呼ばれると、学生たちは元気よく返事をしていました。

 挨拶に立った龍野学長は「失敗や挫折は成功のはじまり。たくさんチャレンジして、いまいる場所で全力を尽くしてほしい」と激励。

 また、来賓として式典に参加した熊谷知事は、「終わりから逆算して考える」という自らの人生哲学を投げかけたうえで、「卒業の日から逆算して、どのようなスキルや能力を身に着けたいか考えてほしい」と述べ、限りある時間を有効に使ってほしいと呼びかけました。

 これに対し、入学生代表の藤原楓斗さんは「それぞれの専門を越えて連携し、チーム医療を通して、よりよい医療を提供できる専門職を目指したい」と抱負を語りました。

リハビリテーション学科 藤原楓斗さん
「高齢者が増え課題も山積みだが、そういった方々一人ひとりに寄り添い合える医療従事者でありたい」

 県立保健医療大学は2009年4月に開学し、卒業生たちはそれぞれの分野で地域医療を支える医療従事者として活躍しています。

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