中国で夜間学校の授業が人気に

中国では最近になり、余暇を利用して文化館に足を運んで、何かを勉強する若者がますます増えています。

中国では最近になり、余暇を利用して文化館(日本の公民館に相当)に足を運んで、何かを勉強する若者がますます増えています。北京市、浙江省、湖南省などの文化館は若者の新しい需要を満たすために、時間をずらして夜間にも開放し、サービスを提供しています。一部の歴史のある文化館でも、よりスタイリッシュな方法で現代の若者の生活にアプローチしています。

北京市西部にある石景山区の文化館の「工筆花卉(中国画の精密画法で花が描かれる)」の授業では、講師の指導の下、受講生らは花模様が印刷された宣紙(書道のための紙)の上で着色の技法を練習しています。このような夜間学校の授業は、半年間で100コマ近く設け、延べ2000人以上が参加しており、カリキュラムには中国舞踊、ヨガ、書道、無形文化遺産となった紐を結んで作るボタンの制作、教養サロンなど10種類近くの授業があります。

浙江省文化館では越劇(浙江省の地方戯曲)、チャルメラ、琴、ビオラ、バレエなど多彩なコースが開設されており、受講生が個人の趣味や時間などに合わせて文化館の開設するソーシャルメディアのアカウントで申し込むことができます。若い受講生は仕事のほか、夜間学校で知識を学び、友達を作り、余暇の生活を豊かにすることができます。

浙江省文化館の夜間学校でチャルメラの授業はとても人気があり、学生募集の情報が発表されると、500人近くが応募しました。チャルメラや越劇のような伝統文化を学ぶ授業は応募者がとても多いです。

文化館でチャルメラを学ぶ葉聡さんは、「チャルメラを通じて、私たちの気持ちをストレートに表すことができて、本当にストレス解消に役立つ授業だ」と述べました。(提供/CRI)

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