井岡一翔 エストラーダ戦消滅 ジム関係者「お金で持っていかれました。過去最高」

井岡一翔

ボクシングWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)の所属ジム関係者が3日、取材に応じ、井岡が長年熱望していたWBC世界同級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(33=メキシコ)との王座統一戦が消滅し、次戦は相手を変えて行うことを明かした。

井岡陣営はエストラーダ陣営と交渉を続けていたが、エストラーダがIBF・WBOフライ級統一王者ジェシー・ロドリゲス(24=米国)と6月に対戦することが決定。同関係者は「お金で持っていかれました。かなりいい条件。エストラーダの過去最高。それは、ちょっと無理だなと」と経緯を説明した。

だが、エストラーダもロドリゲスも井岡と対戦を望んでいるといい、「どちらが勝っても井岡とやる可能性はある」とも語った。井岡の心境については、「本人は、これだけ長くなったので覚悟はしていて、すんなり受け入れたと聞いている」と代弁した。

井岡の次戦は夏ごろと予想され、陣営は近日中に方向性を説明するという。

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