相鉄、北上にホテル 2026年秋開業目指す 本県初進出

 運輸、流通、不動産、ホテル業などを全国展開する相鉄グループは2日、相鉄ホテルマジメント(本社横浜市、加藤尊正社長)が北上市大通りのJR北上駅西口付近にホテル「相鉄フレッサイン岩手北上」(仮称)を建設すると発表した。本県初進出で、東北では仙台市に次いで2カ所目。現在設計中で、2026年秋の開業を目指す。

 相鉄ホールディングス100%子会社の相鉄ホテルマネジメントは、宿泊特化型ホテルの相鉄フレッサインを全国で45カ所(開業準備中含む)運営。グループ全体では60カ所(同)展開している。自動車や半導体関連など幅広い分野の企業が集積する北上市と周辺のビジネス客を中心に、観光客など相当の利用が見込めるとして利便性の高い北上駅西口への立地を決めた。

 相鉄グループの相鉄ホテル開発(横浜市西区、加藤尊正社長)が地権者から土地を借り受け、建物を建設。計画によるとホテルは鉄骨造り14階建て、延べ床面積約4500平方メートル。客室は167室設ける予定で、ツイン(18平方メートル)が全体の1割、15平方メートルの部屋が9割の見込み。宿泊特化型のホテルとして初めて、大浴場設置を計画している。

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