午後3時のドルは151円半ばで売買交錯、底堅いが介入警戒も

Shinji Kitamura

[東京 3日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤とほぼ変わらずの151円半ばで取引されている。前日の米金利高などを背景にドルは底堅い動きとなったが、対円では介入への警戒感が、上値を押さえる格好となった。

ドルは151円半ばの狭いレンジ内を上下する展開が続いた。米10年債利回りが4カ月ぶり水準へ上昇したことが支えとなる一方、介入への警戒感から上値を買い上がる動きは引き続き乏しかったという。

市場では「円の先安観は根強く、下値のドル買い需要はかなり活発」(外銀関係者)との声が出ていた。

きょうは米国で全米雇用報告(ADP)や供給管理協会(ISM)の非製造業景気指数など注目度の高い経済指標が発表される。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長らFRB幹部の発言機会も予定されており、米利下げ観測を左右する手掛かりとして関心を集めている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 151.58/151.61 1.0773/1.0777 163.33/163.37

午前9時現在 151.55/151.56 1.0766/1.0770 163.17/163.21

NY午後5時 151.55/151.58 1.0768/1.0771 163.20/163.24

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