ブライトンがクラブ最高益を記録! 22-23シーズンの売上高は約390億円に到達

ブライトンは2日、2022-23シーズンにクラブ最高益を記録したことを発表した。

2022-23シーズンのブライトンはロベルト・デ・ゼルビ監督の下、122年の歴史の中でクラブ最高順位となるリーグ6位で終えたほか、3度目となるFAカップ準決勝にも進出。これに伴い、賞金と放送収入が1億2620万ポンド(約240億円)から1億5520万ポンド(約296億円)に増加した。

さらに、マリ代表MFイヴ・ビスマ(現トッテナム)、スペイン代表DFマルク・ククレジャ(現チェルシー)、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサール(現アーセナル)、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター(現リヴァプール)といった主力を売却した移籍金収入に加え、グレアム・ポッター前監督やスタッフらがチェルシーに引き抜かれた際に受け取った補償金も含まれている。なお、イギリスメディア『BBC』によると、移籍金収入は1億2140万ポンド(約231億円)、ポッター前監督らの補償金は2300万ポンド(約44億円)だったと報じられている。

ブライトンの発表によると、売上高は2021-22シーズンの1億7450万ポンド(約333億円)から17.2パーセント増の2億450万ポンド(約390億円)となり、クラブ史上最高額に。税引き後の利益は前年度の2410万ポンド(約46億円)から1億2280万ポンド(約234億円)に跳ね上がったことも明らかになっている。

なお、2022-23シーズンの決算終了日は昨年6月30日であるため、昨夏にチェルシーへと移籍した英国史上最高額となる可能性のあるエクアドル代表MFモイセス・カイセドやスペイン代表GKロベルト・サンチェスなどの売却収入は今回含まれていないことも伝えられている。

これを受け、副会長兼最高経営責任者のポール・バーバー氏はクラブ公式サイトで「見出しの数字のせいで、もちろんこれらは注目を集めるだろう。ピッチ上で歴史を作ったシーズンで、私たちは長年の目標である持続可能性を高める点と、トニー・ブルーム(会長)の信じられないほど寛大なレベルの投資への依存度を低くする点で大きな一歩を踏み出した」などとコメントを発表している。

また、バーバー氏は「2007年にトニーが初めてクラブと無利子でローンを組んで以来、私たちは初めて彼に多額の返済をすることができ、ローンの残高は4億650万ポンド(約775億円)から3億7330万ポンド(約712億円)に減った」ことも明らかにしている。

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