彬子さま オックスフォード大の留学記が文庫化!きっかけはSNSの「バズり」

2023年1月、「関東東海花の展覧会」にお出ましになった彬子さま /(C)JMPA

宮内庁が4月1日にInstagramの公式アカウントを開設し、早くもフォロワーが59万人を突破した。昨日には天皇皇后両陛下が能登半島地震の被災地・石川県を訪問された写真を、ストリーズ機能でも両陛下が被災者を見舞われる姿を投稿するなど更新が続けられている。

皇室の新たな情報発信が始まったばかりだが、同じタイミングで注目を集めている話題が――。’15年1月に発売された三笠宮家の彬子さまの著書『赤と青のガウン オックスフォード留学記』(PHP研究所)が、文庫化されたのだ。

彬子さまは’04年に学習院大文学部史学科をご卒業後、英国のオックスフォード大に留学。’10年には、大英博物館が19世紀から20世紀にかけて収集した日本の美術品に関する研究で、博士号を取得された。本書では留学先でご経験された出来事やご学友との交流を、当時の彬子さまの等身大の言葉で綴られている。

約9年の時を経て文庫化された経緯は、SNSでの“バズり”だったという。

「昨年5月、Xであるユーザーが紹介したことがきっかけだったそうです。Xでは移動先の空港で外交旅券を提出して怪しまれてしまったことやエリザベス女王に招かれたエピソードが紹介され、“読んでみたい!”と興味を抱いた人が続出。しかし電子書籍では購入可能でしたが、紙媒体の書籍は入手困難になっていました。

そうしたSNSでの反響は彬子さまにも届いていたようで、たいそう驚かれたようです。文庫版のあとがきには、自ら出版社に重版を申し出られたこともつづられています」(皇室担当記者)

Amazonでは現在、「教育・学参・受験(Kindleストア)」「教育学 (Kindleストア)」「高等教育(本)」の3カテゴリーでランキング1位に。平均評価は5つ星中「4.8」と高評価で、レビューには絶賛の声が相次いでいる。

《ネットで評判になっていて、紙の本で探してたのですが見つけられず電書で購入しました。宮内庁関係者の本ということもあり、堅苦しい文体の本なのかと勝手に想像してたのですが、年相応の女性の丁寧な文章だけど、とても親しみの持てる本で、あっという間に読んでしまいました》
《笑って泣いて、一気に読んでしまった。素敵な本を読めてよかった。学ぶことが多くて、自分を振り返る機会にもなった》
《お姫様が学校に通う小説とか漫画とか大好きなのですが、これはリアルになのでエピソードが最高です。漫画化して欲しい。読んで損はないです》

現在は京都産業大学や立命館大学などの大学で特別教授や客員教授を務められ、ウェブメディアでもコラム連載を続けられている彬子さま。留学記が再脚光を浴びたことで、ますますご活躍に注目が集まりそうだ。

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