越前市のご当地グルメが武生高校生徒の手で進化 福井県内のイベントで完売し手応え

開発した「ボルガバーガー」を手にする武生高生グループ=福井県越前市の道の駅越前たけふ

 福井県立武生高校の生徒グループが、越前市のご当地グルメのボルガライスをハンバーガーにした「ボルガバーガー」を市内の飲食店と連携して開発した。ヒレカツやスクランブルエッグをケチャップライスで挟んであり、片手で手軽に食べられるようになっている。

 グループは普通科の4人。2年生だった昨年度、課題研究で「越前市の魅力を伝えるものをつくりたい」と開発に着手した。そば店「HAMA庵」(同市村国2丁目)が協力した。

 具材はソースがしみこんだヒレカツ、半熟のスクランブルエッグにレタスを添え、崩れないように揚げて固めたケチャップライスで挟んだ。バーナーであぶった焦がしチーズがアクセント。

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 同市の道の駅越前たけふで3月23、24日に開かれた「しきぶきぶんまつり」でブース出店し、1個500円で販売。初日は県内外の来場者に40個を完売し、4人は「地元の発信につなげることができてよかった」と笑顔を見せていた。アンケートの意見を基に改良し、今後の販売も検討している。

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