山田裕貴、井ノ原快彦は「世の中に愛されるべき人」 泣きながら電話した過去「励ましてくれた」

取材会に出席した山田裕貴【写真:ENCOUNT編集部】

『特捜9 season7』初回放送当日取材会に出席

俳優の井ノ原快彦、山田裕貴が3日、テレビ朝日本社で行われた『特捜9 season7』(水曜午後9時)初回放送当日取材会に出席した。

『特捜9』は、『警視庁捜査一課9係』(2006年)を経て、18年4月に放送スタート。以来、個性派刑事たちの活躍はもちろん、背景にある人生模様をしっかり描き上げるドラマが反響を呼んでいる。

井ノ原が演じているのは警視庁・刑事部 特別捜査班の主任を務める浅輪直樹(あさわ・なおき)。個性派ぞろいの特捜をまとめる中間管理職。共感力に長け、細やかな人の心の動きを見逃さない人物。一方、山田は警察庁科学警察研究所研修出向中の新藤亮を演じている。

山田は、井ノ原について「今まで本当にネガティブな発言も言葉も聞いたことがなくて、精神力の強さが本当にすてきだなと思っています。僕が頼りになるか分からないけど、側に入れたらいい。そういう風な気持ちではいますね」と話すと、井ノ原は「うれしい」と笑みを浮かべた。

反対に、山田の魅力を井ノ原は「こんなにすごい人いないと思いますけどね。特捜以外で見るドラマや映画はここにいる山ちゃんとは全然違う別人。それは俳優としてすごいことなんですけど、主演を張ってる人がここに来て、みんなといる中での素のときのトークっていうのが、まったくseason1のポスターのときの山ちゃんと印象が変わらない」とし、「これはやっぱり人間力。いろんなことを経験した人って持って帰ってくるものもすごく大きいと思うんですけど、何かまた違ったなんか人になっている可能性もあるんだけど、まったく変わらない。食事に行っても、ワイワイしてるときも、いつも真剣にしゃべってくれる。こんな人間力ある人は早々に出会わない」と向き合う姿勢などを称賛した。

また、山田も「本当に言葉を返すようですけど、僕が出会った中でこんなに人間力がある人を見たことがない。まずは、本当にこの人と一緒にお仕事をするために頑張ろう! みたいなところがありました。一緒にやりたい! っていうのが、シーズン前から芽生えたので、何年経ってもうれしい。本当に言葉選びってものすごく大事だと思うんですよ。特にこのご時世だと。だけど、明るい言葉選びだったり、優しい言葉選びだったり。そこを選んで人に発言できるって、自分が苦しいときも悲しいときもあるはずなのに、一切それがうそじゃなく心から出てる。ちょっと疲れたなっていうときも“よし頑張ろう”ってなる井ノ原さんを見ていたら、たくさんの人に愛されてますけど、世の中の人に愛されるべき人。こういう人になりたい部分がすごくあります。俳優さんっていう部分だけじゃなくて、人としての尊敬がすごすぎて……」と熱く語った。

また、過去に山田が井ノ原に泣きながら電話で悩みを相談することもあったことを告白。「『山ちゃん、これは笑い話だよ。笑い変えられるよ』って言って励ましてくれた。あれ、めちゃくちゃうれしかったです」と感謝を伝えた。ENCOUNT編集部

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