【大相撲】宮城野部屋の歴史に〝幕〟 元北青鵬の暴力問題による閉鎖で看板を撤去

看板が撤去された宮城野部屋

大相撲の宮城野部屋の玄関前に掛けられていた看板が3日、撤去された。東京・墨田区にある同部屋は元幕内北青鵬の暴力問題の影響で無期限閉鎖が決定。師匠の宮城野親方(39=元横綱白鵬)や所属力士ら全員が1日付で同じ一門の伊勢ヶ浜部屋へ転籍した。

この日の午前中に宮城野親方が移籍先の伊勢ヶ浜部屋を訪問する一方で、宮城野部屋に掲げられていた縦約170センチ、横約40センチの看板は〝消滅〟。同部屋の力士は撤去された時期について「わからないです」と答えたが、この日のうちに関係者によってひそやかに外されたようだ。

先月28日の理事会で部屋の閉鎖が決まってから連日、看板を撮影しに訪れるファンの姿もあった。元横綱吉葉山から60年以上にわたって続いてきた歴史に、名実ともに〝幕〟が下ろされた格好だ。

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