入学や就職など、新生活を迎える人も多い季節です。
そうした中、千葉県は、若い世代の消費者トラブルを防ごうと、強力な助っ人を起用したある動画を公開しています。
「怪しいと思ったら消費生活相談窓口188(いやや)へ連絡だ」
これは、千葉県がユーチューブの公式チャンネルで公開しているものです。
この動画は、2022年に成年年齢が18歳に引き下げられたことから、若い世代の消費者トラブルを防ごうと県が作成しました。
動画には、千葉市出身の伊藤俊介さんがいる「オズワルド」など、千葉県ゆかりの吉本興業の芸人3組を起用しています。
県の担当者は、若い世代のトラブルのケースとして、多い傾向を次のように話します。
千葉県 消費者安全推進室 熊本義久 室長
「インターネット上での契約のトラブルや、美容関係エステティックサロンのトラブルが多い。よくあるのが契約して1回きりとか、初回いくらで契約したけれど、解除できずに高額な請求が続いてしまう」
また、熊本室長は、新生活が始まるこの時期ならではのトラブルとして、家賃や敷金、礼金など引っ越し関連のものも多くなる可能性があると指摘し、注意を呼びかけています。
千葉県 消費者安全推進室 熊本義久 室長
「一番言いたいのは、契約は非常に重要なものなので慎重に行ってほしい。もし被害に遭ってしまった場合は躊躇せず188番(いやや)という、消費者ダイヤルにかけてもらえれば、最寄りの相談窓口に案内する形になるので、何かあったら利用してほしい」