3・30名古屋―横浜Mの交代問題 佐藤審判マネジャーが見解「もう少し別のやり方があった」

佐藤隆治審判マネジャー

日本サッカー協会は3日、都内で審判ブリーフィングを行い、日本協会の佐藤隆治審判マネジャーが、3月30日の名古屋―横浜M戦で起きた交代を巡る混乱について見解を示した。

横浜Mは1―0の後半30分ころ、DF畠中槙之輔の投入を準備していたところ、MF渡辺皓太が負傷し、3回目の交代となるため、MF山根陸を含めた交代にチェンジ。しかし、そのタイミングで名古屋が2選手を送り込んだときに、横浜Mの交代が認められなかった。

一時的に10人での戦いを余儀なくされ、その間に同点に追いつかれてしまう。これには横浜Mのハリー・キューウェル監督が審判へと猛抗議。しかも後半アディショナルタイムに勝ち越され、敗れてしまったこともあり、波紋の広がる結果となっていた。

佐藤氏は「これは、競技規則上の適用ミスではない」とした上で「ただ、一連の流れを見たときに、もう少し別のやり方があったんじゃないかと。最適解ではなかった」と説明した。

さらに「点数が入っているので、われわれはそういう結果になったということがわかって、そこから考えるので、もっと待てたんじゃないかということはあるが、(主審は)早く再開したい気持ちはあったんじゃないか」との認識を示した。

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