日本オリーブ商品が部門別最高賞 米の国際オイル品評会

オリーブオイルの国際品評会で部門別最高賞に輝いた日本オリーブの製品

 オリーブ製品製造販売の日本オリーブ(瀬戸内市牛窓町牛窓)の「エキストラバージンオリーブオイルうしまど」が、2月に米国で開かれた国際品評会「ロサンゼルス国際エキストラバージンオリーブオイルコンテスト」の部門別最高賞に輝いた。フルーティーさや甘さ、辛さといった味のバランスの良さが評価されたという。

 コンテストは、国際(米国を除く北半球)、米国、南半球の地域ごとに、繊細な味わいのデリケート、やや苦みのあるミディアムなどのカテゴリーを設けており、計12部門ある。うしまどはデリケート国際部門で、金賞の中から選ばれる最高賞「ベスト・オブ・ショー賞」に選出された。2019年から出品し、今回は5度目、最高賞は初めて。

 うしまどは自社農園で育てた約20種類のオリーブをブレンドしたオイル。収穫後5時間以内に搾油することで、風味を損なわないようにしているという。

 コンテストには、オリーブの生産が盛んなスペインやイタリアなど198の生産者から485点がエントリー。日本オリーブは、より風味の強い「エキストラバージンオリーブオイルうしまどスペリオル」もミディアム国際部門で金賞を獲得。日本からの入賞は同社の2点のみという。

 同社は「今後もチャレンジ精神を持って、おいしいオリーブオイルを作っていきたい」としている。

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