鳥谷敬氏、現役時代に受けた岡田彰布監督のアドバイスに困惑

熱狂のラジオ実況と独自の取材記事でタイガースを深掘りする『阪神タイガース実況CDマガジン』創刊記念記者発表会が4月3日、大阪市内でおこなわれ、阪神タイガースのOBで監督もつとめた吉田義男氏と、同じくOBで現在は評論家の鳥谷敬氏、そして、お笑いコンビ・ダイアンの津田が登壇した。

『阪神タイガース実況CDマガジン』創刊記念記者発表会に登壇した阪神OBの鳥谷敬氏(4月3日・大阪市内)

2004年にドラフト1位でタイガースに入団。連続試合出場歴代2位、通算2099安打、ベストナイン6回など、輝かしい成績で阪神を支えた鳥谷氏。入団時の監督は、現在タイガースを指揮する岡田監督で、早稲田大出身という共通点もあったが、「グラウンドでしゃべることはほとんどなくて。1回、現役のときに調子が悪くて、監督室に呼ばれたことがあって。『おまえ、悩んでるのか? 速いボールと遅いボール、この2種類しかないんだから、どっちか打ったらいいやんか』とアドバイスされて・・・」と告白。鳥谷氏は「そ、そうなんだけど・・・」と未解決に終わったと回顧。

また、今シーズンは1勝3敗とまだ波に乗れていない岡田阪神について、「うまくいってないですね。まだ最初なので。去年も4月はのらりくらり。ある程度ピッチャーは計算できる数はいるので、(他球団の投手が)疲れてきたときも、タイガースには替えがいる」とコメント。そして、2日の試合でエラーを記録し、精彩を欠いた佐藤輝明内野手については、自身がキャンプで臨時コーチをつとめたこともあり、「教えた自分が悪かった」と反省した。

この日は、マガジンの創刊を記念して、一夜限りのラジオ番組『オールナイトニッポンGOLD』(4月12日・夜10時〜)のパーソナリティを担当することも発表された鳥谷氏。隣にいた津田に「芸人なら誰もがあこがれるラジオ。やってないですから、僕は!」と嫉妬されるも、鳥谷氏は「まあ、なんとかなると思います。試合は3時間あるんで、3分の2なんで」とクールなキャラクターを貫いた。

© 株式会社京阪神エルマガジン社