【MLB】ダルビッシュ有は「素晴らしく、求めていることをすべてやってくれた」 今季初勝利はお預けも……好投に指揮官は称賛

パドレスダルビッシュ有投手が本拠地ペトコ・パークでのカージナルス戦に先発登板。7回を5安打3失点でまとめたものの、被弾が響いて今季初黒星を喫した。2番手として8回のマウンドに立った松井裕樹投手は1安打2四球で2失点(自責点1)を許し、1死も取れずにマウンドを降りた。チームは2-5で敗れた。米複数メディアが伝えている。

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■「ボールゾーンに投げるつもりだった」

ダルビッシュの今季3度目となる先発は、元巨人マイルズ・マイコラス投手との投げ合い。好投を続けていたが、1点リードの6回に3番ウィルソン・コントレラス捕手に勝ち越し2ランを浴びた。

痛恨の1球はカウント1-1から投じたスプリット。「(コントレラスは積極的に振ってくる打者なので)ボールゾーンに投げるつもりだったが、ストライクゾーンに入ってしまった。ストライクを投げてしまったことが悔やまれる」と被弾シーンを振り返った。

7回のマウンドにも上がったダルビッシュは、先頭のジョーダン・ウォーカー外野手に左翼線への二塁打を許したものの、後続を抑えて無失点で切り抜けた。

結局、この日は7回を投げて本塁打を含む5安打3失点、6三振1四球でまとめたが、今季初黒星が付いた。ただ、パドレスはこの試合前まで6回を投げ切った先発投手は1人もいなかったが、ダルビッシュが初めてその壁を打ち破った。

チームを率いるマイク・シルト監督も「今夜のユウは素晴らしかった。まさに我々が求めていることをすべてやってくれた」と称賛。米地元紙『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』も「彼がカージナルスに対して行った投球は歓迎すべきこと」と記し、評価した。

■リリーフの松井は一死も取れずに降板

ダルビッシュは7回のマウンドに到達したことについて「実のところ、(調子は)そこまで良いわけではなかった。ただ、ストライクゾーンで勝負でき、相手も早いカウントから振りに来て、打ち損じていた。それで球数も少なく済み、7回まで行けた」とし、カージナルス打線の早打ちにも助けられたと明かした。

ダルビッシュは今季3試合の先発登板で防御率は2.30となっており、昨季全体の4.56よりも2点以上低い状況。それでも満足せず、本人は「さらに良くなるように改善中だ」と話したという。

松井投手は2-3の8回、ダルビッシュの後を受けて2番手で登板するも、一死も取れずに降板。1安打2四球で2失点(自責点1)だった。一方、マイコラスは6回で7安打を許しながらも2失点でしのぎ、今季初勝利を挙げた。

日米通算200勝まであと4勝に迫っているダルビッシュ。早くも次回登板に注目が集まっている。

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(SPREAD編集部)

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