日本でまた値上げラッシュ、背後にはどんな原因が?―中国メディア

中国国営の中央テレビ(CCTV)のニュースサイトは2日、「日本で再び値上げラッシュ、背後にはどんな原因が?」との記事を掲載した。

中国国営の中央テレビ(CCTV)のニュースサイトは2日、「日本で再び値上げラッシュ、背後にはどんな原因が?」との記事を掲載した。

記事は、「日本では4月に入り再び値上げラッシュが起きており、その食品数は2806品目に上っている。また、主要宅配業者2社も4月1日から配送料を引き上げた」とし、この値上げラッシュの背景にはどんな原因があるのだろうかと疑問を提起した。

その上で、「今回の食料品の値上げ数は半年ぶりに2000品目を超えた。値上げされたのは7割が加工食品でハムやソーセージなどの肉製品、冷凍食品などで、一部製品では値上げ率が25%に達した」と紹介。「酒類ではウイスキーの一部製品が50%超の値上げとなり、中には2倍以上になった商品もある」と伝えた。

そして、値上げの主な要因として「原材料価格の高騰や円安に加え、人件費や物流費などの上昇が全体の生産コストを押し上げている」と指摘。「日銀はマイナス金利を解除し、17年ぶりの利上げに踏み切ったが、利上げ幅や今後の利上げペースが市場の予測を下回ったことから円は引き続き下落。対米ドルで一時34年ぶりの安値を付けた」と説明した。

また、「日本はエネルギーと原材料の多くを輸入に依存しているため、日本人の生活に密接に関係する食品や日用品、さらにエネルギーなどは今後も圧力を受け、さらなる値上げが続くだろう」と予想した。(翻訳・編集/北田)

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