【F1】フェラーリ代表がリップサービスで失言?「できたらタクマも乗せたかったが…」

フェラーリのフレデリック・バスール代表

F1フェラーリのフレデリック・バスール代表が3日、六本木ヒルズアリーナで開催された日本ブランプリ(GP=7日決勝、鈴鹿)に向けた公式イベント「F1東京フェスティバル2024」に参加した。

フェラーリは第3戦のオーストラリアGPでカルロス・サインツが優勝して勢いに乗っている。バスール代表は日本GPへ「まだシーズンの始まりでやりがいがある。昨年の鈴鹿は(レッドブルの独走で年間タイトルの行方が)分かりきっていた状況だが、今年はまだ見えない状況で僕たちにとってもエキサイティングだ」と意欲を見せた。

フェラーリはF1界きっての名門で世界中のドライバーにとって憧れの的。司会者が「日本のフォーミュラのトップドライバーが昨日来て『オファーがあったら乗りたいチームは?』と聞いたら、ほぼみんなフェラーリだった。ドライバーからも人気がある」と話を振ると、バスール代表は「今のところドライバーと契約しているし、来年もまた新たに契約もしている。できたらタクマ選手もフェラーリに乗せたかったが、今のところ募集していないんだ」となぜか今回のイベントに登壇していない選手の名前を返答。どうやらリップサービスで現役唯一の日本人ドライバーであるRBの角田裕毅の名を出そうとしたところを、以前F1で活躍した佐藤琢磨と勘違いしたとみられる。

角田は今後活躍していけば、将来的にフェラーリも移籍先の選択肢に挙がることがあるかもしれない。まずは存在感を高めていきたいところだ。

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