バレーV1女子、JT吉原監督が退部へ 今季は2位、21年にリーグ連覇達成

吉原知子監督

 バレーボールVリーグ1部(V1)女子のJT(練習拠点・西宮市)は3日、吉原知子監督(54)が契約満了に伴い、5月31日付で退部すると発表した。2度のV1優勝に導いた指揮官は「選手、スタッフ、関係者の皆さん、ここまで一緒に目標に向かいまい進できたことに感謝します」とコメントを寄せた。

 吉原監督は現役時代、主将を務めたアテネ大会など3度の五輪を経験。2015年からJTの監督を務め、1年目にチームを下部のチャレンジリーグ(当時)からプレミアリーグ(現V1)に引き上げた。

 V1では19~20年シーズンに9季ぶりの優勝を飾り、翌シーズンに2連覇を達成。今季はレギュラーラウンド22戦全勝と圧倒的な成績を残したが、プレーオフ決勝でNECに敗れ、2位だった。9年間の在任中、全日本選手権(皇后杯)で1度、全日本男女選抜大会(黒鷲旗)でも2度のタイトルを獲得した。(有島弘記)

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