栃木県警新体制 今年度の方針意思統一 難波本部長「安易な前例踏襲などを廃した組織の在り方検討」

とちぎテレビ

警察の幹部などが集まる警察署長会議が4月3日、栃木県警察本部で開かれ、今年度の方針について意思の統一を図りました。

警察署長会議は、県内の治安情勢や今後の取り組みの方針などを確認するため、人事異動で新しい態勢になった毎年4月に開かれています。去年までは新型コロナの影響でリモート形式で行われていましたが、4年ぶりに対面で行われ、県内の19の警察署の署長や県警察本部の幹部など73人が出席しました。

冒頭で県警察本部の難波健太本部長が「安全で安心なとちぎ」の実現に向けて推進していく、県民の生活安全の確保や重要犯罪の検挙や組織犯罪の対策など9つの方針について訓示しました。

難波本部長はその中の1つの、新体制の早期確立については「目指すところは、警察組織全体を取り巻く治安課題の現状を見直し、安易な前例踏襲や部門間の偏りなどを廃した組織運営のあり方を検討し、警察力全体の最適化を図ること」と述べました。

その後、それぞれの部の部長などが課題となっているサイバー犯罪や交通死亡事故防止などの推進に向けて指示し、組織全体で意思の統一を図りました。

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