世界シェア35%達成へ 歯科用ドリルの「ナカニシ」に新工場が完成 鹿沼市で竣工式

とちぎテレビ

鹿沼市に本社を置き歯科用ドリルの製造販売で世界トップシェアを誇るナカニシに新しい組み立て工場が完成し3日、竣工式が行われました。

新しい工場の完成を祝う竣工式にはナカニシの中西英一社長や福田富一知事などおよそ50人が出席しました。

ナカニシは、コロナ禍を機に世界的に高まった需要に応えるため、設備投資としては、これまでで最大となる85億円をかけて新しい施設を整備しています。

今回完成したのは、部品を組み立てて製品を完成させる工場で、延べ床面積はこれまでの2倍の広さとなるおよそ1万2千平方メートルあります。これにより生産ラインの効率化が可能となり、すでに稼働している工場と合わせて、生産能力が2倍ほどになるということです。

新しい工場は、当初の予定より8カ月ほど前倒しして今月(4月)中にも稼働する予定で、その後、来年5月までに、完成品の倉庫と修理施設が順次、完成する計画です。

ナカニシは、現在28%ある歯科用ドリルの世界シェアを創業100周年となる2030年までに35%に拡大させる目標を掲げています。

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