「最も遠い存在の気が」工藤静香 『おじゃる丸』のエンディングテーマ歌唱に視聴者困惑

25年以上にわたり、子供たちに愛され続けている人気アニメ『おじゃる丸』(NHK Eテレ)。4月から第27シリーズの放送が始まり、大河ドラマ『光る君へ』(NHK)とコラボするなど盛り上がりを見せている。

本作の主人公は、千年前のヘイアンチョウの妖精界から現代に、「エンマ大王のシャク」を手にしてやってきた坂ノ上おじゃる丸。エンマ大王から逃げ回るうちにたどり着いた町で小学生のカズマと出会い、家に居候することに。賑やかなキャラクターたちが登場するほのぼのストーリーだ。

新シリーズが始まるにあたり、工藤静香(53)が歌唱する楽曲『丸』がエンディングテーマに決定した。

5人組バンド・wacciの橋口洋平(40)が作詞作曲を手がけ、ポジティブな歌詞とノリの良いメロディが特徴的だ。エンディングのアニメーションにはキャラクターの「うすいさちよ」が工藤の代表曲『嵐の素顔』の振り付けを披露しており、ラストには工藤本人のキャラクターも登場している。

そんな工藤は2日放送の『うたコン』(NHK)に出演し、ヒット曲『MUGO・ん…色っぽい』だけでなく『丸』も披露。会場にはおじゃる丸も駆け付け、「静香の歌声、まろも大好きでおじゃる」と絶賛していた。

そして出演後に工藤は、おじゃる丸との2ショットをInstagramに投稿。《息継ぎをミスしたらout と判明 笑 「じいじもばあばも丸!」がギリ歌えてよかったです。生 おじゃる丸も可愛かったです》と、感想を綴っていた。

トップアイドルとして一世を風靡し、いまも第一線で活躍する工藤。だが、おじゃる丸との“異色コラボ”は視聴者を驚かせたようだ。

ネットでは、《工藤静香は刺さる世代には刺さる。おじゃる丸(制作陣)やってくれるぜ》《めちゃくちゃ良い曲だったな》と絶賛する声が。いっぽう“イメージとかけ離れている”と困惑した人もいたようで、こんな声も上がっている。

《おじゃるちゃんから最も遠い存在の気がする》
《おじゃる丸のテーマソングならもっと子供が知ってて喜ぶ様な人にすれば良いのに》
《「おじゃる丸」って子供向けだと思ってたけど違うのかな。方向転換図ってるとか?》

「オープニングテーマは第1シリーズから、現在も北島三郎さん(87)が歌唱を担当しています。いっぽうエンディングテーマは初期の頃はキャラクターの声優さんが歌唱することが多かったのですが、2010年代半ばにはTHE COLLECTORSや在日ファンク、クレイジーケンバンドなど人気バンドが起用されたことも。最近ではフワちゃんや椎名林檎さん(45)、山崎育三郎さん(38)など、バラエティに富んだ人選が目立っています。子供たちとは離れた世代の工藤さんが起用されたことに、意表を突かれた人が多かったということでしょう」(テレビ局関係者)

おじゃる丸とのコラボを機に、子供たちのファンも増えるだろうか?

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