インターネット技術やAIなどを駆使したいわゆる「スマートストア」が香川県丸亀市にオープンしました。四国初出店となる「スーパーセンタートライアル」。新しい買い物体験ができるといいます。
雨の中、開店を待つ長蛇の列ができていました。
ディスカウントストア「トライアル丸亀店」。
IT事業などを展開するトライアルグループが運営するいわゆる「スマートストア」です。
(小寺健太記者)
「スマートストアと言われる理由の一つがこのカート。レジと一体となったもので、レジの待ち時間を減らし、ストレスフリーの買い物を実現します」
安さと便利さを体験しようと、店内はあっという間に多くの客でにぎわいました。
店の特徴のひとつがこの「レジカート」。あらかじめ入金した専用のプリペイドカードを読み取り、使用します。
商品のバーコードをかざしてカゴに入れると、カートが記憶し、合計金額を表示してくれます。
カゴの中のようすも認識していて、読み取り忘れた商品があるとこんな警告が。
(カートの音声)「画面をご確認ください」
専用のレーンで店員のチェックを受ければ、決済が完了する仕組みです。今までにない体験に客の反応は…
(買い物客)「何かにつけて便利が良い、自分でできるので」
(買い物客)
「カードに最初にチャージするだけで使えるのと、買った値段が表示されるのがいい」
(買い物客)
「レジに時間がかからないというのは利点だと思います」
5000平方メートルを超える売り場の広さに、約5万種類の商品が並びます。
売り場ごとにモニターが設置され、お得な情報や惣菜の調理状況などをリアルタイムで配信できるシステムになっています。トライアルグループは、自社の事業の強みを活かして、客が求める買い物環境を実現したいと話します。
(トライアルカンパニー マーケティング部 野田大輔部長)
「客の買い物に則した仕組みを作ることを自分たちでやれる。これによって客に合理的で他店より安い価格で提供できると考えています、ここが我々の強みです」
トライアルでは、今後、丸亀店を足がかりに「スマートストア」の仕組みを四国地方で広めていきたい考えです。