ローマ教皇、インドネシア訪問へ 9月との見方

[ジャカルタ 3日 ロイター] - インドネシアのルトノ外相は3日、ローマ教皇フランシスコが同国への訪問を計画していると明らかにした。現在バチカンと調整中とし、具体的な時期は示さなかった。

バチカンのギャラガー外務局長(外相に相当)は先月、カトリック修道会イエズス会の雑誌「アメリカ」のインタビューで、教皇が9月初旬にインドネシア、シンガポール、東ティモール、パプアニューギニアを訪問する予定だと述べた。ベトナムにも訪れる可能性があるとした。

アジア歴訪の日程はまだ確定していない。インドネシアメディアは宗教相の発言として9月に同国を訪問すると報じた。

インドネシアは世界で最もイスラム教徒が多い国で、カトリック教徒は800万人と、全人口約2億7000万人の約3%を占める。

ローマ教皇はこれまでに2回インドネシアを訪れており、1970年に教皇パウロ6世が、89年には教皇ヨハネ・パウロ2世が訪問した。

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