オーストラリア リズモー市長ら 五條市の紀伊半島大水害の復旧現場を視察

大和高田市の姉妹都市のオーストラリア・リズモー市の市長らが五條市の災害復旧現場を視察しました。

この視察は大和高田市の姉妹都市で、2年前に水害の被害を受けたリズモー市の市長らの要望で行われました。一行はまず、2011年に発生した紀伊半島大水害での県内の被害や、その後の対策工事について説明を受けました。そして大塔町では山が大規模に崩れたことで死者8人、行方不明者3人を出した現場を訪れ、斜面の現状を視察しました。

紀伊山系砂防事務所 調査課長 岸本優輝さん

「(対策工事が)完成したところ、対応したところを見ていただいて、日本でも大きな災害があってしっかり対応してきたんだなとしっかり学んで帰ってもらいたいと思います。」

そして土砂ダムができた赤谷地区では紀伊半島大水害の後も土砂の流出などで2次災害が懸念されることから自動化された重機による対策工事が進められていることが説明されました。

リズモー市 スティーブ・クリーグ市長

「リズモー市でも2年前に大きな災害を経験しました。今後このような災害に備える有意義なレッスンになりました。この経験をオーストラリアやリズモー市に持って帰っていかしたいと思います。」

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