一見、FPSゲーム『VALORANT』の検証動画のような何の変哲もない構図。
しかしナイフを振る音に、BGMとしてエド・シーラン(Ed Sheeran)さんの「Shape Of You」が流れると状況は一変。銃声やスキルを使ったときの効果音も加わり、重なる見事なリミックスに変化。
投稿者は日本のプレイヤー・はんたさん。「Gun Sync」というジャンルの動画です。
FPS内の銃声や効果音をサンプリングした「Gun Sync」
Gun Syncとは、既存の楽曲にFPSゲーム内で使用される銃声や効果音を組み合わせた動画。
銃声はもちろん、リロード音や武器を構える際の効果音や掛け声なども、FPSプレイヤーの耳にとっては馴染みがあるだけでなく、こだわりを感じるポイント。自分の愛用している銃の効果音が意外な使われ方をしていると、つい嬉しくなってしまいます。
そうしたプレイヤーからの支持を得て、『Overwatch 2』や『Apex Legends』はもちろん「CoD」シリーズなど、古くから存在する数多くのゲームタイトルで、有志によってGun Syncが制作されてきました。
スキルの効果音が楽しいGun Sync投稿者はんた
はんたさんは、主に『VALORANT』の効果音を利用したGun Syncを投稿。
1月に投稿されたCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」のGun Syncは169万再生されるなど、多くの人気を集めています。
今回のエド・シーラン「Shape Of You」のGun Syncは、『VALORANT』のエージェント・フェニックスがカーブボールを構える際の指鳴らしがリズムを刻み、要所で使われるウイングマンの歩く音も印象的な仕上がり。
このグルーヴは英語圏のコミュニティも反応(外部リンク)。投稿には「(動画を)見るまで(Gun Syncのことを)なんてジャンル名だったか忘れてた! 若い時はGun Syncの動画をよく見てたよ」と、昔を懐かしむリプライも届いています。