尊富士“先輩”Vおめでとう 母校・木造中に懸垂幕 青森・つがる市

木造中の校舎外壁に掲示された尊富士の新入幕優勝を祝う懸垂幕

 大相撲春場所で新入幕優勝を成し遂げた尊富士(青森県五所川原市出身)の母校・つがる市木造中学校に3日、快挙を祝す懸垂幕が掲示された。5月の夏場所が始まるまで掲示する予定。

 尊富士は小・中学生時代、市内の道場で稽古を重ね、地元の中学校から木造中学校へ転校して本格的に相撲を始めるなど、同市と縁が深い。懸垂幕は市、市教育委員会が設置。縦10メートル、幅1メートルで白地に「祝 新入幕優勝おめでとう 尊富士関」と書かれている。

 午後2時半から市関係者らが見守る中、同校相撲部の3人が昇降ハンドルを回して幕を引き上げた。倉光弘昭市長は取材に「この学校を出た力士が歴史的な偉業を達成した。懸垂幕を見た市民にまた感動が湧き起これば」と期待。工藤歩校長も「懸垂幕は子どもたちの励みになるだろう。地域の方々も明るい気持ちになってほしい」と話した。

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