「混沌とした時代だからこそ 世界はみなさんを待っている」 広島大学の入学式で新入生に聞いてみた これからしたいこと&将来はどこへ?

2024年に創立75年を迎える広島大学の入学式が3日、行われました。新入生は学生生活や将来の夢に向けて期待に胸をふくらませていました。

2024年春の新入生は、大学院生などを合わせて4067人です。

広島大学 越智光夫 学長
「みなさんを待ち受ける未来は混沌としていると言わざるを得ません。しかし、そういう時代だからこそ、専門知識とともに幅広い教養を身につけたみなさんを世界は待っています」

越智学長は、式辞で「母校となる広島大学が、あらゆる面で支援するので、自信と誇りを持ってチャレンジしてほしい」と入学を祝いました。

新入生のみなさんに、これからしたいことを聞いてみました。

愛媛出身 教育学部(体育教師志望)
「中学校のころに自分のあこがれの先生を見つけたので、その人みたいになれるようにがんばりたいと思います」

北海道出身 工学部
「充実した4年間を過ごしたいなって思っています。部活とかサークルに力を入れていきたい」

福岡出身 法学部(検察官志望)
「将来に直結するような法律の勉強をしていきたいなと思ってます」

母親
「親としては、もう少しゆっくりと大学生活を楽しんでほしいなというのが本当のところです」

転出超過が、気になるところですが、将来はどこで暮らすイメージですか?

広島出身 経済学部
「ずっと広島で育ってきたので、ぼく、広島好きなので残ろうかなと思っています」

広島出身 総合科学部
「広島に自分が思うような企業があんまりないのも現実だと思うので、一つの目標として関東・関西に出たいというのがあります」

2024年の新入生の7%ほどは海外からの留学生です。学んだあとは、どちらに?

中国出身 人間社会科学研究科・大学院
「今の勉強している専門は経営学ですから、卒業した後は東京・大阪の商社に入社したいと思います」

輝く未来を背負う新入生は、都道府県の境界どころか、国境も越えて羽ばたいていきそうです。

島根出身 文学部
「プロサッカー選手になるという夢と、日本と世界をつなぐ人になるという夢があるので、留学などを通して海外でプレーしたりしながら成長させていきたい、自分を」

島根出身 医学部
「理学療法士として日本だけでなくて、いろんな国で活躍できたらいいなと思います」

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