サプリを摂取 40代女性が体調不良訴え保健所に相談

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントを摂取した人に健康被害が相次いでいる問題で、県に対してもサプリメントを摂取していた人から体調不良を訴える相談が寄せられたことが分かりました。県は健康被害が疑われる場合は保健所や医療機関に相談するよう呼びかけています。

小林製薬の「紅麹原料」を使ったサプリメントをめぐっては、これまでに摂取していた5人が亡くなり、厚生労働省によりますと1日までに入院治療を必要とした人が166人、医療機関を受診した人が877人確認されています。

県によりますと県内では1日、大館保健所管内に住む40代の女性から保健所に相談がありました。女性はおととし4月ごろから今年2月ごろにかけて、小林製薬の「紅麹原料」を使ったサプリメントを定められた用法通りに摂取していましたが、今年1月ごろに体のだるさを感じるなど症状が出始めたということです。女性に既往歴はなく、大館保健所は医療機関の受診をすすめ、サプリメントの摂取と体調不良に関係があるかどうかなどを確認することにしています。

県は大阪市が回収を命じた3種類の商品については摂取せず、健康被害が疑われる場合は保健所や医療機関に相談するよう呼びかけています。

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