国民健康保険 保険料の水準を県内で統一 全国初

県は市町村で異なっている国民健康保険の保険料の水準を全国で初めて統一したと発表しました。

県によりますと国民健康保険に県内では約25万人が加入しています。国民健康保険の保険料の算定方法は市町村ごとに異なっていて、同じ所得や世帯構成であっても居住する市町村によって金額が異なり、不公平だという課題がありました。県では2012年度から県内で保険料の水準を統一するため市町村と検討を行い、2024年3月末までにそれぞれの市町村での条例改正が終わり、保険料の水準を統一できたということです。

なお、保険料水準の統一は奈良県が大阪府と並んで全国で初めてだということです。

県 医療・介護保険局 森川東局長

「奈良県においていち早く完成できたのは、県と市町村が連携して進めることができたということが最大のポイントだと考えています。」

今年度の一人あたりの保険料は平均で14万4057円となり県では今後1年ごとに計算し見直すとしています。

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