ガザでの国際援助関係者攻撃を非難 中国外務省

中国外務省(資料写真)

 2日の中国外務省サイトによると、同省の汪文斌報道官は同日の定例記者会見でガザ情勢に関する質問に答えた。

 記者:イスラエルによる14日間にわたるシファ病院包囲・攻撃で、病院が破壊され、数百人の民間人が死亡した。1日、米国の援助団体ワールド・セントラル・キッチンの援助スタッフがイスラエルの空爆の標的となり死亡した。イスラエルは国連安全保障理事会と国際司法裁判所からの警告にもかかわらず、ガザ地区で戦争犯罪に該当する可能性のある行為を続けている。
ガザの最近の状況についてコメントは。

 汪:中国は民間人に危害を加え、民間施設に損害を与え、国際法に違反するあらゆる行為に反対する。ガザでの国際援助関係者への攻撃にショックを受けており、攻撃を非難し、犠牲者に深い哀悼の意を表する。民間人が標的にされるべきではなく、国際人道援助者の安全が脅かされてはならない。われわれは関係各方面、特にイスラエルに対し、国連安全保障理事会の第2728号決議を確実に守り、「国連憲章」で規定された義務を果たし、即時停戦し、無実の民間人の死傷を避けるためにあらゆる努力をし、民間人と病院など「ジュネーブ条約」で特別に保護されている民間施設の安全を全力で保障し、ガザ地区に一段と深刻な人道災害がもたらされるのを防ぐよう促す。〔東京4月3日発中国通信〕

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