習近平主席、バイデン米大統領と電話会談 台湾問題はレッドライン

 中国の習近平国家主席は2日夜、求めに応じ米国のバイデン大統領と電話会談を行った。中米関係および共に関心を寄せる問題について率直かつ深く意見を交換した。

 習氏は次のように強調した。台湾問題は中米関係で越えてはならない第一のレッドラインだ。われわれは「台湾独立」勢力の分離活動と外部の容認・支持を放任しない。米国がバイデン大統領の「台湾独立」を支持しないという前向きの態度表明を行動に移すことを希望する。米国による中国の経済、貿易、科学技術に対する抑圧措置が尽きず、中国企業制裁リストがますます長くなっている。これは「デリスキング」ではなく、リスクメイキングだ。米国が互恵協力を進め、中国発展によるボーナスを共有しようと考えるなら、中国の扉は常に開かれている。米国があくまでも中国のハイテク発展を抑え込み、中国の発展の権利を奪おうとするなら、われわれは座視しない。〔北京4月2日発新華社=中国通信〕

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