おでんを食べたり、おにぎりを手にとる人たち。東御市の花岡利夫市長の陣営が、無投票当選が決まった直後に開いた会合の映像です。
これが公職選挙法に触れるのではないかと波紋を呼んでいます。
先月31日、無投票当選を決めた東御市の花岡利夫市長の報告会です。
■参加者
「よかった、一日で終わってな」
喜びを分かち合った参加者たち。ただ、手にしているペットボトルのお茶やおにぎりなどの食事は、陣営が用意した物です。
■司会
「中央のテーブルにおにぎりとおでん、作りましたものがありますので、ご自由にお取り頂いて食べて頂きたいと思います」
選挙戦になった時のため、スタッフ用に用意していたといいます。集まった80人ほどのうち半数ほどはスタッフではない支援者とみられています。
ただ公職選挙法は政治家が有権者に物品を寄付することを禁止。それは陣営も認識していました。
■花岡市長陣営・清水初太郎 選対本部長
「食品ロスと色々騒がれていますので、こんなに捨てるんかい、どっちみち余っているんだからいいじゃないか出したってと」
花岡市長は…。
■東御市・花岡利夫市長
「突然おにぎりとかが出てきて、正直言うとちょっと違和感を感じたんですけども、何が起こっているかよくわからないで」
「かんぱーい」「かんぱーい」
市長と後援会長が乾杯の映像で市長もにこやかにお茶で乾杯をしていました。
■東御市・花岡利夫市長
「結果としてそう(公職選挙法違反の可能性を)言われてもしようがない状態になってしまったということで、誠に申し訳ないなと思っています」
■花岡市長陣営・清水初太郎 選対本部長
「せっかく駆けつけてくれてね、お茶の一杯くらいは世間の常識で、常識の範囲だろうと私は思いますけどね」
陣営側は捜査機関の求めがあれば全面的に協力するとしています。