起源は“飛鳥時代”!?“水引”の奥深さに山崎怜奈も興味津々「やってみると力の加減が難しい!」

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送は、水引作家の森田江里子(もりた・えりこ)さんをゲストに迎えお送りしました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、森田江里子さん

◆水引の起源は“飛鳥時代”!?

“水引”とは、一般的にお祝いの品を贈る際の飾りのことで、今は基本的に紙で作られています。また、その歴史は飛鳥時代にまでさかのぼるそうで、森田さんは「遣隋使が、隋から持ち帰った答礼品にかけられていた“紅白の麻紐”が、水引の始まりと言われています」と解説。ちなみに、明治時代には女性の嗜みとして学校の授業でも取り入れられていたそうです。

まずは森田さんに水引の魅力を伺うと、「私はもともと書道をやっていて、なかでもカナ文字が好きだったんです。それで、私的に水引の細い線が、カナ文字のヒョロヒョロした線とすごく似ていて、そこに魅力を感じました。あと、書道は白と黒ばかりですけど、水引は500種類くらい色があるので、そうした造形が素敵だなと思って」と熱弁します。

水引を作り始めたきっかけは“友人の結婚式”だったそうで、「市販でかわいいものがないなと思って“自分で作れるものなのかな?”と調べたら、(水引作りの)教室があったので“ちょっと行ってみようかな”って……(笑)」と軽い気持ちでスタートしたところ、今では作家として活動するまでに至ったそうです。

ただ、最初はとても大変だったそうで、「自分は手が器用だと思っていたんですけど、(当初は)手がつりそうになったりして大変でした(笑)。特に(水引の)本数を揃えて結ぶことが難しかったです」と言います。

◆水引の基本“あわび結び”に挑戦!

またこの日は、森田さんがこれまでに制作した作品を持参していただきました。ミモザを模した作品など、普段は見ることのできない水引の数々に「すごい! 本物のお花みたい! 全部紙だもんな〜」とビックリするれなち。その反応に、森田さんは「(水引なら)何でも表現できると思います!」と自信たっぷりに語ります。

また、これまで「季節をむすぶ かわいい水引」(ブティック社)をはじめ、水引に関する著書を出版されている森田さん。その著書のなかでは、簡単にできる水引の作り方なども紹介しているということで、今回れなちも、水引の基本“あわび結び”に挑戦してみることに。森田さんによる結び方の説明を受けつつ、苦労しながら、なんとか完成させたれなちは、「これはやってみると、力の加減が難しいですね! これは上達したいな〜」と興味を示します。

なお、その名の通り高級食材“鮑”を模したあわび結びは、一般的なご祝儀袋によく使われていて、練習すれば誰でもできるようになるそうです。このほかにも、水引は春夏秋冬さまざまなシチュエーションに合わせたものが制作可能とのことです。

森田さんが語る水引に奥深さに、「水引と聞くと“ご祝儀袋の周りの飾り”という印象でしたが、ミモザなどのお花のリース、さらには、お寿司の水引などもあって、本当にすごいなと思いました」と感服するれなちでした。

<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

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