和倉温泉「加賀屋」の宿泊客受け入れはまだ…隣県の支援企業で新入社員の辞令交付式 富山県小矢部市

能登半島地震の影響で観光業界が大きな打撃を受ける中、石川県七尾市の老舗温泉旅館・加賀屋が小矢部市で新入社員に辞令を交付しました。

七尾市の和倉温泉は元日の地震で建物への被害などが大きく、3か月が経った今も、22のホテルや旅館すべてで宿泊客の受け入れができない状況が続いています。

こうした中、老舗旅館・加賀屋グループの辞令交付式が支援を受ける小矢部市の企業で行われ、新入社員24人が辞令を受け取り、旅館再生への新たな担い手として一歩を踏み出しました。

新入社員・小坂雪乃さん 「建物にヒビが入っているのを見た時はすごい悲しい気持ちになった。入社できるということで、とてもうれしい気持ちできょうに至った」

新入社員は、あすからマナー研修や客室係としての接客研修を受けながら、復興を信じて観光客へのおもてなしの心を学んでいきます。

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