“無敗対決”は広島に軍配!…大橋祐紀の今季4点目&満田誠のPKで町田の連勝を止める

2024明治安田J1リーグ第6節が3日に行われ、FC町田ゼルビアとサンフレッチェ広島が対戦した。

J1昇格初年度ながらここまで4勝1分という好成績を収め、首位を走っている町田。前節は新加入の長身FWオ・セフンの2ゴールの活躍もあり、サガン鳥栖を3-1で下し、怒涛の4連勝を飾った。対する広島は直近2試合いずれもドローに終わっているものの、ここまで2勝3分とこちらも無敗を維持している。無敗同士による注目の一戦。果たしてどちらに軍配が上がるのだろうか。

序盤は拮抗した展開が続く。両チームともにゴール前に迫るシーンを作るも、鋭い攻守の切り替えやDF陣の集中した対応により、決定機は生まれず。広島は時間の経過と共にボール保持率を高めていく一方で、町田は後方からのロングボールを多用しチャンスの創出を試みる。24分には相手セットプレーのこぼれ球を拾った平河悠が独力でフィニッシュまで持ち込むも、ボックス手前からのシュートは枠を大きく外れた。

迎えた31分、広島はピッチ中央でルーズボールを拾い、ショートカウンターを発動。東俊希がドリブルで左サイドを持ち上がると、サポートに入った満田誠がボックス内へ絶妙なスルーパスを供給し、これを受けた大橋祐紀が右足で豪快にゴール左上に叩き込んだ。リードを奪った広島はその後も優位にゲームを進め、町田に目立ったチャンスを作らせない。一方で、サイド攻撃からいくつかチャンスを作るも、追加点は奪えず。前半はこのまま0-1で終了した。

後半開始早々、ボックス内へドリブルで持ち込んだ佐々木翔が、町田の下田北斗に倒され、オンフィールドレビューを経て広島がPKを獲得。これを満田が冷静に沈め、55分にアウェイチームが追加点を奪った。リードを広げた広島は61分、松本泰志のパスを受けてボックス内左へ侵入した東がフィニッシュに持ち込むも、シュートはGK谷晃生がセーブ。64分には再び東にチャンスが訪れたが、シュートは惜しくも枠の右へ外れた。

2点ビハインドの町田は何度かロングスローの機会を得るも、なかなか決定的なシュートを放つことができない。それでも82分、右サイド敵陣深くから鈴木準弥がロングスローを送ると、オ・セフンと競り合った大橋がクリアし切れず、ボールはゴールマウスへ。町田が点差を1点に縮める。町田は最終盤にかけて攻勢を強めるも、最後まで同点ゴールは奪えず。試合はこのまま1-2で終了し、広島が町田の連勝を「4」で止めた。

次節は7日に行われ、町田はアウェイで川崎フロンターレと、広島はホームで湘南ベルマーレと対戦する。

【スコア】
FC町田ゼルビア 1-2 サンフレッチェ広島

【得点者】
0-1 31分 大橋祐紀(サンフレッチェ広島)
0-2 55分 満田誠(PK/サンフレッチェ広島)
1-2 82分 大橋祐紀(オウンゴール/FC町田ゼルビア)

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