「心を傷つけ心からお詫びしたい」静岡・川勝知事 “職業差別”発言を会見で謝罪 辞職理由は「リニア問題に大きな区切り」

職業差別とも受け取れる発言が問題視され、2024年6月の県議会をもって辞職を表明した川勝知事は4月3日の会見で発言について謝罪しました。辞職の理由については、自身の発言で人を傷つけたことと、リニア問題が大きな区切りを迎えたことを挙げました。

【写真を見る】「心を傷つけ心からお詫びしたい」静岡・川勝知事 “職業差別”発言を会見で謝罪 辞職理由は「リニア問題に大きな区切り」

<静岡県 川勝平太知事>
「心を傷つけたということ、特に、第一次産業、農業、酪農、水産業、これは最も大事にしてきた。そういう方々の心を傷つけたとすれば誠に申し訳なく心からお詫びいたします。申し訳ございませんでした」

川勝知事は、新入職員への訓示で職業差別とも受け取れる発言をしたことについて謝罪しました。

<静岡県 川勝平太知事>
「リニア問題は大きな区切りを迎えている。これが1番大きい。仕事が一段落したのが辞表を提出する理由です」

辞職の理由については「自身の不十分な言葉使いで人を傷つけたこと」と「リニア中央新幹線の品川ー名古屋間の開業が2027年は断念し延期となるなど大きな区切りを迎えたこと」を挙げました。

そして、15年間の任期中の実績について問われるとー。

<静岡県 川勝平太知事>
「一番は富士山が文化遺産になったことですね。あれは最高ですね」

知事は6月19日に開会する予定の県議会の初日に、改めて辞意を表明するとしてます。

© 静岡放送株式会社