ヴィッセル神戸、鳥栖に引き分け 今季初の連勝ならず

ヴィッセル神戸のエンブレム

 明治安田J1リーグ第6節の3日、ヴィッセル神戸は、駅前不動産スタジアム(佐賀県鳥栖市)で、サガン鳥栖と対戦して0-0で引き分け、今季初の連勝を逃した。神戸は3勝2分け1敗で勝ち点11とした。

 序盤から強い風雨となる中、神戸は前半、4試合ぶりに先発出場したDF初瀬亮のCKやFKから、FW武藤嘉紀らが再三シュートを放ったが、クロスバーや相手GKに阻まれた。

 後半開始から、4試合ぶりに復帰したFW佐々木大樹を投入し、好機を演出したが実らず。逆に鳥栖にスペースを突かれてゴールを脅かされながらも、GK前川黛也を中心に守り切った。

 【ヴィッセル神戸】川崎製鉄水島サッカー部が母体。クラブ創設後の初練習を予定した1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した。96年の日本フットボールリーグ(JFL)2位でJリーグ昇格が決定。成績不振に伴う経営難となった2004年、楽天を率いる三木谷浩史氏の個人資産管理会社が営業権を取得し、15年に楽天グループの傘下に移った。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら国内外のスターを擁した20年元日、クラブ初タイトルとなる天皇杯を獲得。発足29年目の昨季、J1リーグを初制覇した。

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