静岡県島田市の染谷絹代市長は２日の定例会見で、リニア開業時期が２０３４年以降とされたことについて、「非常に深刻だ」と発言しました。
染谷市長は３月２９日に国の会議で、ＪＲ東海が２０２７年の開業を断念した事を受け「現実的な判断だと思う」「驚きをもっての事ではない」などと発言していました。２日の定例会見では、その後の情報として今すぐに静岡工区の工事に着手できたとしても、あと１０年最短で２０３４年にならないと静岡ー名古屋間の開通はできないことが明らかになったことについて、次のように発言しました。
島田市 染谷絹代市長：「あと１０年ということの意味合いは非常に深刻で重たい判断だというふうに受け止めています。結論から言えば、もう静岡県は着実にスピード感を持って、今抱えている現実的な課題を解決するために建設的な協議、努力を本当に真剣に進めていかなければいけない」
染谷市長はまた、工事が進む他県から見れば「静岡県は何をやっているんだと言いたくなる気持ちも理解できる」などと話しました。
