「うがいや歯磨きも簡単にはできない」 JDATの一員として派遣の歯科医2人が被災地の実態を報告 静岡・三島市

日本災害歯科支援チーム・JDATの一員として、能登半島地震で被災した石川県珠洲市に派遣された歯科医師2人が三島市役所で支援活動の報告をしました。

被災地での活動を報告をしたのは、三島市歯科医師会会長の三宅秀樹さんと、静岡県歯科医師会監事の栗原由紀夫さんです。2人は日本災害歯科支援チーム・JDATの一員として石川県珠洲市の避難所で、口の中や歯の保健指導や治療を行いました。災害現場では歯磨剤や入れ歯洗浄剤などの使い方が周知されておらず、水道が使えないため、うがいや歯磨きも簡単にはできないという状況を報告しました。2人は豊岡武士三島市長に災害歯科コーディネーターの体制づくりや、歯科衛生士の被災地派遣などを提案しました。

三島市歯科医師会長 三宅秀樹さん:
「(被災地では)ペットボトルもどんどん使っていただき、口腔内をきれいにすることを第一に考えてください」

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