ドラマ「余命1ヶ月って言ったじゃん」最終話に反響 余命宣告後のやりたい放題の人生と黒歴史修復の物語

瑞穂(加藤小夏)と中川(中尾暢樹)

中尾暢樹、濱田龍臣などが出演したドラマ「余命1ヶ月って言ったじゃん」の第3話(最終話)が、3月31日に放送された。嘘の余命宣告を受けた主人公が人生のどん底に落ち、再スタートする物語にSNSでは「最終的にはみんな前に進めてよかった」「人生の楽しみ方って無限にあって、その楽しみ方を模索するのが楽しいんだよね」などの声が寄せられた。(以下、ネタバレが含まれます)。

余命宣告する医師(板尾創路)

「ちょいリスク・ちょいリターン」がモットーで平凡な人生に満足している青年・中川(中尾暢樹)が、ある日突然、医師から「余命1ヶ月」の宣告を受ける。死ぬまでにあらゆる欲望を満たそうとやりたい放題な日々を送った結果、友情は壊れ、所持金は底をつき、承認欲求を満たすためにユーチューバーになって炎上し、社会的信用も失った状態で病院に戻ってみると…なぜか奇跡的に病が完治していた。

命はあるものの人生どん底の中川は、家や仕事探しも断られ、炎上のおかげで世間からも冷たく扱われ再スタートは困難を極める。

男たちに捕らわれた中川(中尾暢樹)

そんな時、余命宣告のことを知った中学からの友人・瑞穂(加藤小夏)が現れ、中川が人生をやり直せるように、迷惑をかけた人に謝りにいく「やるべきリスト」を渡す。

リストをこなしていくうちにどん底を脱する兆しが見えてきた中川だったが、その最中、謎の男たちに暴行される。意識を取り戻すと中川の前に現れたのは、余命宣告をした医師(板尾創路)と保険会社員風の男(増本庄一郎)。二人は共謀して嘘の余命宣告をし、偽の保険に加入させた保険金詐欺師だったのだ。真実を知ってしまった中川はナイフを突きつけられて絶体絶命! その時、作中に登場していた漫画のヒーローに扮した親友の守山(濱田龍臣)が仲間とともに駆けつけ、中川の窮地を救った。

大久保佳代子が主人公の母親役を好演

病室に戻った中川は、余命宣告されてからの自分らしくない行動を反省する。そんな中川に同じ病室の老人・明(渡辺哲)は「他人からみた自分らしさなんて本当の自分らしさじゃないぞ。自分らしさに縛られて本当の自分を見失うこともある」とアドバイスし、中川は前を向く。トラブルをきっかけに親友・守山(濱田龍臣)とはお互いが大切な存在であることに気付き、思いを寄せていた瑞穂とも付き合うことになった。一方、不登校だった港(大倉空人)は、中川との交流がきっかけに学校に行くようになり、友人もできていた。

それぞれが自分の人生を前に進めることができた結末に、SNSでは「最終的にはみんな前に進めてよかった」「人生の楽しみ方って無限にあって、その楽しみ方を模索するのが楽しいんだよね」「ほっこり笑って楽しいドラマだった! 」「いい話。ちょっとだけ人生とか考えちゃったよ」などの声が寄せられた。

なお、第3話はLocipo、TVerで配信中。

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