明治安田J1リーグ第6節(3日)、今季初昇格の町田がホーム広島戦に1―2で敗れ、今季初黒星を喫した。
前節まで4連勝と勢いに乗る中、優勝候補の一角をホームに迎えた一戦。前半31分、FW大橋祐紀に先制点を奪われる。後半10分には与えたPKを広島MF満田誠に決められてリードを2点に広げられ、後半37分にオウンゴールで詰め寄るも、追いつくことができなかった。
試合後には、栗本悠人コーチが審判団に詰め寄り、イエローカードが提示される後味の悪い敗戦となった。PKの判定を巡る抗議だったとみられる。MF下田北斗が、ペナルティーエリア内で広島のDF佐々木翔を倒したと、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)をへての判定となっていた。
微妙なシーンだっただけに、町田イレブンも抗議。ネット上には「町田、ホームなのに審判にやられた」との声が上がる一方、コーチの抗議には批判的な声も少なくなく「J2では審判に隠れてファールできたかもしれないが、J1にはVARというごまかせないシステムがある」といった皮肉も飛び出した。
黒田剛監督は「立ち上がりから出足のところで広島さんのが一歩早かった。セカンドボールもかなり拾われたので、その辺から修正していかないと、こういうゲームをものにすることはできないと、改めて感じた」と反省点を挙げた。