中日が3日の巨人戦(バンテリン)に5―2で勝利を収め、2勝2敗1分け。勝率5割で3位タイに浮上した。
中日は2回二死満塁から村松の右翼線を破る2点適時打で先制。4回にも二死満塁から三好が左前へ2点適時打を放ち、巨人を突き放した。
昨季は4月に左ヒジの遊離軟骨除去手術を行い、わずか1試合の登板に終わった大野雄大投手(35)は今季初登板で5回1失点と好投。2022年9月25日の巨人戦以来となる復活の白星を挙げた大野は「(ヒーローインタビューの後)場内一周しているときに僕のタオルとかユニホームとか(を掲げる)すごい数の人がいて引退試合かと思いました。めっちゃうれしかったですね」と笑顔を見せた。
立浪和義監督(54)は「大野がいい立ち上がりをしたことで、先制できたので今日のゲームの主導権を握れた」とエースを絶賛。「満塁の場面で村松の2点タイムリーが大きかった。三好も満塁からよくタイムリーを打ってくれた。若い選手が頑張ることによって日替わりでヒーローが出てくれれば。中軸に中田、細川がいますからいい流れになっていくんじゃないかと思います」と打線に手応えを感じている。