7回1死まで完全の北山に「160球までいかせようと」 快挙ならずも…新庄監督が大絶賛

楽天戦に先発した日本ハム・北山亘基【画像:パーソル パ・リーグTV】

開幕ローテ最後の1枠を“じゃんけん”で掴んだ北山は7回途中1失点で1勝目

■日本ハム 4ー2 楽天(3日・エスコンフィールド)

日本ハムは3日、エスコンフィールドで行われた楽天戦に4-2で勝利した。先発した北山亘基投手が、7回1死まで完全投球。新庄剛志監督は「申し訳ないけどこんないいピッチングするとは思っていなかったです。ノーヒットノーランするんじゃないかと思った」と大絶賛だった。

3年目右腕は6回まで86球、走者は1人も許さず、自己最多の10奪三振と楽天打線を寄せ付けなかった。7回1死から小深田に四球を与えると、続く小郷が右前打。さらに浅村に左前適時打を浴びたところで107球での降板となった。

快挙の予感を感じていたという指揮官は試合後、「僕は行かせようと思った、160球まで。まあ140くらいまで。やはりそういう経験はさせたいなという思いがあるので」と“託す”考えだったことを明かした。

プロ1年目に開幕投手に大抜擢した北山は、3年目の今季は開幕ローテーション最後の1枠を“じゃんけん”に勝利したことで与えていた。「よかった、じゃんけん負けて」と笑った新庄監督は「彼のテンポの良さとボールのキレ、もう安心して見ていられましたね。素晴らしかったんじゃないですか」と褒めちぎっていた。(町田利衣 / Rie Machida)

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