吉田達磨監督解任の徳島 再出発の清水戦はドロー 増田功作暫定監督はサポーターに「選手たちを後押ししてもらえたら」

解任された吉田達磨前監督

明治安田J2リーグ第8節(3日)、再スタートの徳島はアウェーの清水戦に1―1で引き分け、何とか黒星を回避した。

前節(3月30日)のホーム群馬戦に敗れ、再開に転落。翌31日に、吉田達磨監督の解任が発表され、1日に増田功作ヘッドコーチが暫定監督とすることが発表された。また1日には、DF島川俊郎の電撃引退も発表され、慌ただしい雰囲気の中でこの日を迎えた。1点を先制される苦しい展開も、終了間際にFW棚橋尭士が獲得したPKを決めて追いついた。

試合後の増田暫定監督は「吉田達磨さんがああいう形で退任して、あとは島川選手が引退して、選手たちは、その思いだったり、絶対に立ち止まらないで進んでいく姿を今日のピッチで示そうと、試合前から意気込んでいた」と明かした。試合内容については「前半はリズムがつくれなかったが、後半は立ち位置とかを選手たちと話し合いながらやった結果が、PKにつながった。後半はウチが逆転してもおかしくはなかった」と手応えを口にした。

サポーターに向けては「選手たちは危機感を持っている。クラブを応援してくれるサポーターの方には、選手たちを後押ししてもらえたら」と呼びかけた。

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