「虎に翼」第4回・寅子、女子部への進学を母に言い出せず

女性として日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだヒロインの姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第4回(4月4日放送)では、寅子が母・はるに「明律大学女子部法科」に進学したいと言い出せずに苦戦する。

会場に偶然現れた穂高(小林薫)に驚く寅子(伊藤沙莉)と優三(仲野太賀)(C)NHK

ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)は「明律大学女子部法科」への進学を心に決め、母・はる(石田ゆり子)が不在のうちに願書を提出する。しかし、「はるは自分が説得する」と言っていたはずの父・直言(岡部たかし)は頼りにならず、寅子は「女子部に行きたい」とはるに言えずにいた。

そうこうするうちに、親友の花江(森田望智)と兄・直道(上川周作)の結婚式が迫る。「式が終わるまでは大人しくしていて」と花江に釘を刺された寅子は、はるの機嫌を損ねないように結婚式までは黙っていることを約束する。披露宴が終わり、いよいよ寅子ははるの説得を決意するが・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。

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