「知事となるならあなたのような方が…」すでに加速する静岡県知事選にらむ動き 川勝知事は事実上の後継の打診 連敗の自民党も候補者擁立へ

静岡県の川勝平太知事が辞職となれば、次に注目されるのは県知事選ですが、早速そこへ向けた動きが加速しています。知事から事実上の後継を打診されたという立憲民主党の渡辺周衆院議員が取材に応じました。

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<立憲民主党県連顧問 渡辺周衆院議員>
「2日の17時半頃に携帯に直接電話がありまして、お世話になりましたと、リニアのことで大体開通のめどが2037年ということがモニタリングの議長さんから政府の方にあったので、これで一区切り、私の責任を終えたので職を辞したいと思いますという電話だったんですね」

202年4月2日、川勝知事から直接連絡を受けたという立憲民主党の渡辺周議員。辞職の意向を告げられた上で、事実上の後継を打診されたということです。

<立憲民主党県連顧問 渡辺周衆院議員>
「あなたのような方がね、ちょっと詳細な言い方はできませんけど、知事となるんなら、あなたのような方がみたいなね、ニュアンスではちょっとおっしゃってたけど、そんなこと突然言われたってちょっと唐突すぎて今ここでなんともお答えできませんと」

また、立憲民主党県連の源馬代表はー。

<立憲民主党県連 源馬謙太郎代表>
「(候補者選び)これはもうスピード感持ってやらなくてはいけないと思いますし、いつまでにっていうね、それはちょっとわかりませんけれども、なるべく早くやるに越したことはないという風に思います」

一方、川勝知事と度々対立してきた自民党会派は3日、緊急役員会を開き対応を協議しました。

<自民改革会議 増田享大代表>
「任期途中の辞職ということで、県政にとっては緊急事態と思っている。できるならばオール静岡で新しい知事を誕生させて、新しい静岡作りに行けるのが理想」

これまでの知事選で川勝知事に破れてきた自民党県連は、候補者擁立の動きを加速させています。すでに3月に知事選に向けた会合を開き候補者リストを共有し意見を交わしました。

<自民党県連 城内実会長>
「最もふさわしい方に知事になっていただくためにも、いろんな財界も含めて、自民党だけで決めるということではなく、いろんな意見を聞きながら進めていこうということで」

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