懲役6年 “自称”『見た目は男性、心は女性』のマッサージ師 “興味ない”と言いつつ 体を触る ネットでは「ややこしい」「下心は男性だったという」

「見た目は男性、心は女性」と偽りマッサージ中に性的暴行 57歳男に懲役6年の実刑判決

大阪地裁堺支部は3月27日、「性同一性障害で見た目は男性だが心は女性だ」と偽った上で、複数の女性に性的暴行やわいせつ行為を行ったとして、57歳の男に対し懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

被告の渡辺和美氏(57)は、2021年3月から5月にかけて、自身が代表を務める相談支援事業所の女性従業員や利用者に対し、「女性に性的関心はない」と言いながらマッサージ中に性的暴行やわいせつ行為に及んだ罪に問われていました。具体的には、「恥骨を探さないと分からない」「バストアップもできる」と言いながら陰部や胸部を触ったりするなどの行為を行っていたようです。

裁判で渡辺被告は、起訴内容を全面的に否認し、無罪を主張。さらに自らが解離性同一症(多重人格障害)であると主張していました。しかし、裁判所は被害女性らの証言を信用できるとし、全ての起訴内容を認定しました。

検察側は、渡辺被告の巧妙な手口と再犯可能性の高さを指摘し、懲役7年を求刑していました。

判決では、渡辺被告が性自認を偽って警戒心を解き、立場の優位性を利用して犯行に及んだ点を重視。性犯罪の前科も踏まえ、懲役6年の実刑を言い渡しました。

性的マイノリティの人々の性自認を悪用し、女性を犯罪の標的にした今回の事件。社会では、性的マイノリティへの理解と支援の促進と同時に、このような犯罪を防止するための取り組みが求められそうです。

このニュースに寄せられたネットの声

「また新手が出現」
「何の説明にもならんくないか」
「下心は男性だったという」
「申し訳ないけど、心の中は知らない…」
「世の中ややこしい。今まで通りにしてほしい」
「見た目は重要ってことやね」

このニュースに対してSNSでは、渡辺和美被告への厳しい意見が数多く寄せられていました。
性的マイノリティへの理解は必要ですが、それを悪用した犯罪は断じて許されません。二度とこのような犯罪が起こらないためにも厳罰化と早急な再発防止が求められます。

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